ダナンから約30kmに位置する、昔の面影を残した小さな街。ここはチャンバ王国の時代から、中国やインド、アラブとの貿易の中継拠点として栄えた。その後の阮朝の時代には、日本の朱印船も訪れ、日本人街もあったという。その後は、中国からの華僑により、現在のような街並みがつくられた。



ホワイトローズ

外国人観光客には料理の見た目から「ホワイトローズ」という名前で知られている料理ですが(Banh hoa hong trangは英語名のベトナム語訳なだけ)、地元のベトナム人はバインバックと呼びます。米粉で作られた薄い皮に、えび、豚肉のミンチ、もやし、きくらげなどを包んで蒸し、ヌックマムベースのタレをつけて食べます。たいていは同じ皮で海老と豚肉のミンチを別の形に包んだバインバオ・ホイアンと盛り合わせになっていのです。この料理はホイアンのあらゆるレストランで食べられますが、作っているのはある1軒の店。この創業者が始めた料理がホイアンの名物となったのです。

カオラウ

米粉で作った麺にチャーシュー、もやし、生野菜、麺生地を揚げたチップスをのせて、チャーシューのタレをかけて食べるホイアン名物の料理。コシのある麺、スパイシーなチャーシュー、少し苦味のきいた野菜、パリッとしたチップスを混ぜることで、絶妙な味を作りだします。ホイアンの食堂、レストランどこにもあるメニューですが、地元の人が食べる所で食べるべき、タレの味に違いが!「中国人が伝えた」とか「日本の伊勢うどんのルーツ」など様々なことが言われている料理です。→ダクサン紀行2月号へ

中部地方のバインセオ

地方によって少しずつ違いがあるバインセオですが、日本のベトナム料理レストランなどで食べられるのは南部地方のバインセオ(ベトナム風お好み焼)。南部のものは形が大きく、一口分づつ葉っぱで包んでからヌックマムのタレで食べるのに対し、中部のものは小さくて手の平ぐらいの大きさ。これを野菜といっしょにライスパーパーに包み、味噌ダレで食べるのです。

シジミの炒めあえ

ゆでてから味を付けて炒めたシジミに生玉ねぎや香草、ピーナッツ、揚げねぎをのせた料理。これをよく混ぜて、こんがりと焼いた中部のゴマ入りライスペーパーを割った上にのせて食べます。

とうもろこしのチェー

とうもろこしを削って砂糖といっしょに煮た、ベトナムならではのおやつ。市場近くの橋を渡った先にはとうもろこし畑が広がっていて、このチェーとしじみの炒めあえなどが食べられる店が軒を連ねています

肉の串焼き

味付けした豚肉、ミンチなどを串にさして炭火焼きにして焼いた料理。食べる時は串から外し、生野菜やキャベツの浅漬などとライスペーパーに包んで、中部地方風の味噌ダレに付けて食べます。

丼砂糖

ホイアンの街のあるクアンナム省は、中部地方の中でもサトウキビの栽培が特にさかんな地域。白い砂糖を作る原料として出荷されるのは勿論のこと、地元の人達はサトウキビを搾って煮た液を丼に流して固めた「丼砂糖」を作ります。この砂糖の独特の甘さや香りは、煮物やお菓子に使うとおいしいのだとか。